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象牙色の立体

映画などについて書きます。

Apple Musicはマジで最高である

Apple Musicは本当に最高であるという話をしなければならない。学のない方にも改めて説明しておくと、Apple Musicとは月額1000円でクラウド上にある膨大な音楽を聞くことができるというサービスである。このApple Musicを利用すれば、iPhoneiPodの「ライブラリ」にクラウド上の音楽をどんどん追加していくことができる。

 

月額1000円とは、アルバムでいうと1枚以下の価格である。たったこれだけの値段で何兆ものアルバムから好きなものを聞くことができるという事実がどれだけすごいか、ということだ。「そんなことは言っても、あまり自分が欲しい曲がないのでは?」というクソリプをする人もいるだろう。確かに邦楽に関して言えば、君の名は。の主題歌だったスパークルが入ってなかったりなどということがたまにあるのは事実だが、それでもかなりの数はそろってきていると感じる。そして、洋楽に関してははっきりいって無敵だ。

 

そこで、Apple Musicを使って堀った音楽についていくつか紹介したい。もちろんすべてApple Musicで聞けるものばかりである。ではまず邦楽からやっていきましょう。

 

 


the PenFriend Club / 土曜日の恋人

 ビーチ・ボーイズなどを筆頭とした1960年代のソフトロックに影響を受けた邦楽バンド、the PenFriend Club。ビートルズよりもビーチ・ボーイズ派の私にとって、またソフトロック A to Zという本を参考にかつてソフトロックを蒐集した私にとっては大好物な楽曲がそろっている。

 

Bepop 3/ソフトロック A to Z

Bepop 3/ソフトロック A to Z

 

 

 


フジロッ久(仮)/はたらくおっさん 曲は1:23あたりから)

 ロックで全く違う路線でいえば、フジロッ久(仮)が楽しい。フジロッ久(仮)は歌詞やメロディに有名曲の絶妙なオマージュを含ませるのが得意で、この曲はサビに「踊るポンポコリン」が忍び込んでいる(気付くかな?)。踊るポンポコリンの最も有名なフレーズ以外は異なるメロディーなのだが、それでも完璧にマッチしているのが面白い。

 

 

Special Favorite Music/Magic Hour
よく知らないグループだけど良い(調べるべき)。楽曲が簡単に手に入りすぎて、あまりアーティストを調べなくなってしまうのはこのシステムの弊害かもしれない。このバンドは多幸感溢れるサウンドが魅力で、どこか90sポップらしさを感じる(気がする)。この楽曲は特有のグルーブ感と3:18あたりの「coming back tonight ♪」が良い。

 

DJみそしるとMCごはん/ジャスタジスイ

HIPHOPが好きな弟に、最近なんか良いJ-HIPHOPないの?と聞いて教えてくれたのがDJみそしるとMCごはん。かなり有名らしくて知らなかった自分を恥じたが、すぐに登録してヘビーローテーションで聴いている。声もリリックもかわいいけど、実はトラックが結構カッコいい。

 

夢見るアドレセンス/アイドル・レース
夢見るアドレセンスで特筆すべきは、まずメンバー全員がかわいい(最近スキャンダル続きで大変そうですが...)。自分はてさぐれ!部活ものというアニメの声優をやっていたリーダー・荻野可鈴さんを経由して聞き始めたが、楽曲も楽しいものが多くてはまった。残念ながらyoutubeにはないが、"おしえてシュレディンガー"がかなりの名曲。

 

 

 

続いては洋楽について紹介したい。洋楽に関しては、かなり極めの音楽を中心に選んだ。普通のレンタル店やCDショップではおそらく手に入らない楽曲だと思う。

 

I Bisacquei/Kalooky
アイ・ビサキュイー(?)は、何と読めばいいのか良くわからないアーティストだ。その素性は日本語で検索してもほとんど引っかからず、数少ない情報を辿っても「イタリアの匿名ファンクバンドであると思われる」という程度の情報しかない。狂ったオルガンを中心としたヘビーなファンクだが、後半のグルーブ感がすさまじい超名曲であるのは確か。ちなみに収録されているもう片方の楽曲、One more rainy dayもマジで最高。

 


Inaditas / Diane Denoir-Eduardo Mateo 

ウルグアイボサノヴァの至宝、ディアネ・デノイールとエドゥアルド・マテオの未発表音源集。どうやら彼らはファナ・モリーナ(!)の師匠的存在らしいのだが、詳細は不明。楽曲もいいが、ディアネ・デノイールの声も素晴らしい。ボサノヴァをあまり聞かない人が、ボサノヴァを好きになるのではと思うくらいに。

 


The Glitterhouse/Barbarella

バーバレラという1968年のSF映画のオープニング曲で、担当したのはThe Glitterhouseというロックバンドである。もう気付いた方もいるかと思うが、60年代といえばソフトロックだ。このポップな楽曲に乗せてジェーン・フォンダが宇宙服を脱ぐという奇妙な(そして最高な)オープニングがとても有名。ちなみに、この「美女が宇宙服を脱ぐ」というシーンは、ゼロ・グラビティでもオマージュされている。

 

1:25くらいからが該当シーン

 


The Black on White Affair / Auld Lang Syne

蛍の光」をファンクにしたという珍曲。そもそも蛍の光の原曲はスコットランド民謡なので、そちらをファンクにしたといった方がいいだろうけど。最初は蛍の光そのままなのだが、徐々にファンクに変貌していく。

 

Zapp & Roger / Doo Wa Ditty (Blow That Thing)

最後はめちゃめちゃ有名だけど、Zapp!から一曲。そろそろ私がファンクにかなりハマっていることが分かってきただろうか。文章を書くのが面倒になってきたわけではないが、Zapp!は別にどうこういう必要もないくらいとにかく良い。

 

 

Apple Musicの爆誕により、貧困な我々でも数万の曲をiPodなどに入れて簡単に持ち運ぶことができるようになった。金持ちの道楽であった何万曲を超える単位での音楽収集が、月額1000円で可能になってしまったのだ。数万曲の音楽がパソコンに入っていることを自慢するような時代は既に終わり、所有欲を追求する必要はもうなくなった。そして、ただ純粋に良い曲を掘削できる時代が始まったというわけだ。