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象牙色の立体

映画などについて書きます。

極い音楽の話

極い音楽の話がしたい。

 

しかし、極い音楽の話をすると全員に漏れなく引かれるので、極い音楽を見つけるたびにここに文章を溜めていました。3つほど極い音楽の文章が溜まったので公開したいと思います。

 

極い音楽とは何か。キワモノの音楽であり、音楽コーナーの隅っこで発売された瞬間からすでに忘れ去られている音楽。ジャンル「その他」に分類されそうな音楽のことです。分類されているとは限りませんが、そういう地雷臭のする音楽。玉石混淆のこれらの音楽の中から、「これは極い!けどいいなぁ〜!!」と思った音楽をちびちびと聞くのは至福です。まだまだ極い音楽の収集家としてはひよこですが、ガチの好事家は極いを通り越してキモいのでこれくらいがいいのかなとも思います。早速行きます。

 

 

 

偏頭痛のための11のダンス療法

アーティスト:アクサク・マブール

 


Aksak Maboul - Vapona, Not Glue - YouTube

 

極いですねー!まずアルバムの名前が極いですね。

「偏頭痛のための11のダンス療法」

ベルギーアヴァンギャルドロックバンド、アクサク・マブールの1stで、1977年発表のアルバム。この曲は、キラキラした電子音と普段ジャズではあまり使われないような生楽器で演奏されたフリージャズっていう第一印象ですが、「小学校の男の子がすごい下手な歌をアカペラで歌っているだけ」みたいな、もっと意味不明な曲も多数収録。全ての曲がいままでの音楽観を崩壊させるようなものですが、でもすべての楽曲がわざと気の抜けた感じに作ってあって、癒されるといえば癒されます。

 

Innocence & Despair

アーティスト:ラングレー・スクール・ミュージック・プロジェクト

 


The Langley Schools Music Project - Rhiannon ...

 

極い!

これは極いですね。まず演奏が下手!

ラングレー・スクール・ミュージック・プロジェクトは、カナダの音楽好きの学校教師が、自分の小学校の生徒たちに自分の好きなポップスを演奏し、歌わせたものがそのままアルバムになったというやつです。つまり演奏しているのは全員小学生。まず全然演奏が合ってないし、リズムが速くなったり遅くなったりして、こんなの需要あるの!?と思いますが、あります(僕たちです)。なぜなら、この音楽の魅力は、アルバムのタイトルそのまま「イノセンス」だからです。音楽を歌いたい、楽しみたいという気持ちさえあれば、人を感動させることが出来る。技術なんて関係ない。そういう純粋な気持ちを大人になるにつれて忘れていませんか。それを最も如実に表したのがこのアルバムだと思います。楽曲を最後まで聞くと感動するはずです。僕は感動しました。

 

 

Half Gentlemen / Not Beasts

アーティスト:ハーフ・ジャパニーズ

 


02 - 10th Avenue Freeze Out (Half Gentlemen / Not ...

 

極い。極すぎて意味が分かりません。

聴いた感じはロックだと思いますが、ある書籍には「実験音楽」の欄に入っていました。ハーフ・ジャパニーズはどんなアーティストなのか。それは、真面目なWikipediaの文章がふざけているとしか思えないほどの謎なアーティストです。引用してみましょう。"メンバーのジャド・フェアは、あたかもギターを弾きこなしているかのような独自の奏法でも有名。30歳を越えるまで既存の音楽文脈に収まるようなギター演奏を披露しようとはしなかった。"  「独自の奏法」と言われても、ただギターの弾き方を知らなかっただけですし、そもそも知らないと披露できないでしょうね。

 

それでもこの音楽は魅力的(?)です。少なくとも彼らはアルバムを既に30枚(!)ほど出しています。しかも結構人気です(一部では)。これも前述した通り、音楽は上手い下手ではなく、「衝動」が重要なのだと、改めて思い知らされます。この楽曲の持つ圧倒的なエネルギー!

 

 

...ということでした。今は日本の極いやつとかの文章をちびちびと溜めているのでまた文章が溜まれば解放します。