象牙色の立体

映画などについて書きます。

手軽に憂鬱になれる映画特集

4月になって、新年度が始まりました。

 

新年度の清々しい雰囲気が心地いいですね。でも、全員が同じことを考えると思っていたら、大間違い。もちろん、この雰囲気が苦手な人も少なからずいるでしょう。そんな人は、これから紹介する「手軽に憂鬱になれる映画」を観て、新年度早々から浮き足立った雰囲気を吹き飛ばしましょう!

 

 

 

有名な映画に限定しているので、誰でも必ずレンタルできると思います。その点は安心してくださいね。また、憂鬱憂鬱と言っていますが、作品的にはどれも世界中で評価されているものですし、もちろん私は、全部大好きな映画ですよ。

 

 

 

 

1.「悪魔を見た」

 

ー 吐いてしまうほどグロい!

 

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映画『悪魔を見た』予告篇 - YouTube

 

あらすじ

国家情報院捜査官スヒョン(イ・ビョンホン)の婚約者の死体の一部が発見される事件が発生。極秘で捜査に乗り出したスヒョンは、真犯人の連続殺人鬼ギョンチョル(チェ・ミンシク)を捕まえ、体の中にマイク付きのGPSチップの入ったカプセルを飲ませ解放する。そしてギョンチョルが犯行に及ぼうとするたびに現れ、アキレス腱(けん)を切るなどの残虐な制裁を加えていき……。

 

私は、ゾンビが人間の臓物を食っていても、無表情で鑑賞できるくらいにはグロ耐性があります。そんな私でも「これは露骨にグロい!」と唸った一本。鑑賞中に気付いたら吐いていた、なんてこともあるかもしれません。でも、タクシーでのナイフ格闘シーンとかスタイリッシュで最高に痺れるんですよ。復讐する人間がバケモノになっていくという、メッセージ性の深い内容にも注目です。ただ映画館では、イ・ビョンホン目当てに来た奥様方のほとんどが途中で退席していました(笑)。この映画のイ・ビョンホンが一番カッコいいのにもったいない!

 

 

2.「ファニーゲーム

 

ー 観賞後の不愉快さは随一! 

 

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Funny Games (1997) - YouTube

 

あらすじ

穏やかな夏の午後。バカンスのため湖のほとりの別荘へと向かうショーバー一家。車に乗っているのはゲオルグと妻アナ、息子のショルシ、それに愛犬のロルフィー。別荘に着いた一家は明日のボート・セーリングの準備を始める。そこへペーターと名乗る見知らぬ若者がやって来る。はじめ礼儀正しい態度を見せていたペーターだったが、もう一人パウルが姿を現す頃にはその態度は豹変し横柄で不愉快なものとなっていた。やがて、2人はゲオルグの膝をゴルフクラブで打ち砕くと、突然一家の皆殺しを宣言、一家はパウルとペーターによる“ファニーゲーム”の参加者にされてしまう。

 

とびきり不愉快な映画を撮るのが得意なミヒャエル・ハネケ監督が、とびきり不愉快なゲームを思いつきました。開始早々、非常に不愉快なメタルが鳴り響くと、すぐにイライラできます。凶悪な若者から逃れようと一家がどれだけ一生懸命頑張っても頑張っても、運悪く逃げられないところはこの映画の一番の見所。そしてこれでもかというくらいのバットエンド。映画にあるまじき、タブーな展開まであります。この映画は他の2つに比べても本当にタチが悪く、私も観賞後は非常に不愉快な気分になりました。ただ、なぜこんな映画を撮ったか考えてみると、徐々にこの映画の良さが分かってきます。この映画を観ている者自身が、監督が持ちかけた「ファニーゲーム」の参加者なのです。

 

 

3.「ミスト」

 

ー 圧倒的な生理的嫌悪!

 

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映画 ミスト 予告編 - YouTube

 

あらすじ

ガラス窓を破るほどの嵐の翌日、スーパーへ買い出しに出掛けたデヴィッド(トーマス・ジェーン)。軍人やパトカーが慌ただしく街を往来し、あっという間に店の外は濃い霧に覆われた。設備点検のために外に出た店員のジム(ウィリアム・サドラー)が不気味な物体に襲われると、店内の人々は次第に理性を失いはじめ……。

 

一部のファンの間では、激烈に評価が高く、カルトな作品になっている本作。私も大好きです。まさに"気持ち悪い系"最強のSFですね。おすすめのシーンは、物語中盤、夜が更けてきたので、照明をつけるときのシーン。あの生理的嫌悪感、おぞましさは貴重な体験です。この映画はラストシーンばかり取り上げられているように思いますが、生理的嫌悪感が掻き立てられる化け物どもも、絶対に見逃せませんよ。もちろんラストシーンもとびきり素晴らしいので、最後まで期待してご鑑賞を!

 

 

 

 

全部で3つ程紹介しました。これからもこの企画を続けたいので少なめにしましたが、誰も求めてないでしょうね。もう、やめます。